2011年05月11日

Don't dump on the Territory

使用済み核燃料廃棄に反対するデモに行って来ました。テントで二泊三日、ダーウィンからテナントクリークまで950キロ、車で約14時間。運転出来る人が少なかったので、私もドライバーで、小型バスを運転しました。
核の問題だけでなく、人種問題、自然のことについて考えさせられた意義深い旅でした。ちょっと長くなりますが、学んだことを書いてみました。


このデモの目的は核廃棄物をノーザンテリトリーに廃棄することを阻止しようとするものです。オーストラリア人の中には、「砂漠の真ん中で、誰も住んでないんだから、良いんじゃないの?」と思う人もたくさんいます。けれど、そこにはアボリジニの人たちが暮らしているのです。アボリジニの土地に対する愛着は、日本人より強いと感じられました。日本人も西洋人に比べて土着しますが、「住めば都」という言葉があるように、自分が住んだところを大事にします。アボリジニの場合は、土地と一体なので、代替が利かないように思いました。説明しにくいのですが、自然と人間が一体なのです。

アボリジニは何万年とオーストラリアに生きてきました。それを約200年前に白人がやってきて、全てのっとられてしまいました。自分達の国であるのに、邪魔者扱いされています。ニュージーランドのマオリ族やアメリカの黒人どころの差別され方ではありません。彼らに人権はありません。

オーストラリアは彼らの土地に、お金と交換に核廃棄物を捨てようとしています。他に収入を得るすべの無い、土地の所有者は契約書にサインしようとしています。
日本の原子力発電所周辺に住んでいる人と同じです。目先の利益にとらわれて、大きなものを失おうとしています。私は、保証金と引き換えに健康を失っているのだと思っていましたが、実はそれ以上のものを引き換えにしていたことに気がつきました。土地をなくしてしまっているのです。アボリジニの方が「お金があっても、土地が無ければ人間は生きていけない。土地は皆のもの、大事にしなければならない」と訴えていました。


オーストラリア人が言っていましたが、「韓国人のデモはすごいらしい」といわれたので、「そりゃそうだよ、何の不思議も無い。彼等は常に文句を言っているから、プロですよ。」
日本人はもともと文句を言わないので、デモが得意なはずがありません。これに関しては韓国から学ぶべきかも?と思いました。

ドイツ人のデモは、一つの発電所からもう一つの発電所に6万人が手をつないで抗議したとか。すごいいいアイディアですね。ドイツ人いわく、原子力発電とまったけど、問題ないそうです。

そうそう、もう一人日本人の方がパースから参加していたのですが、出身を聞いたらなんと広島。私は長崎なので、何か意義深いものを感じました。

最後に、もう一つ。renewable (再生可能な)エネルギーを見つけ、軌道に乗せることが出来るのは日本しかないと思うのです。日本の場合は、他の国と違って本当に切羽詰っていますから。それに、なんたって日本はいつも最先端ですからね。

とりとめも無く書いてしまいましたが、いろいろなことがつながっているのだな〜と思ったしだいです。

posted by sachi at 22:16| Comment(0) | Japanese only (日本語のみ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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