2011年01月29日

向学心

昨日、向上心について書きますと宣言しましたが、よく考えると日本人が突出して持っているのは向上心ではなく、向学心でした。
ええ、もちろん日本人の向上心は高いです。
でも、向学心がここまである国は珍しいと思います。

私はオーストラリアで会計学を勉強しました。
大学院を卒業後、就職し、生活も安定してきたので前から考えていたMBAをとろうと思い、友人知人に話しました。
その反応が考えていたものと違っていたので驚きましたよ。
応援してくれるかな、もしかしたら“えらいね”なんてほめられるかもるんるん
なんて思っていたんですが、、、、

「ええ!あなたってクレイジー?」
「やめといたほうがいいよ」
「頑張りすぎだよ」
「ビザが切れたの?国外退去になるの?」(これが一番多かった。)
「どうしてそんなに高学歴がほしいの?」(MBA も会計学もどちらもマスターなので、学歴のレベルは同じです)
「仕事かえるの?」(いいえ)
「あなたの雇い主からMBAとるように言われたの?」(言われてません)
「あなたの雇い主は授業料を払ってくれるの?」(自費です)
「給料上がるの?」(上がるかも知れませんが、そのために勉強するわけではない)

いやいや、ただね、かなりの単位がMBAでも認められるのことに気がついて、後4科目勉強するだけで取れるのはおいしいなと思って、それに今までは授業料は留学生料金だったのが、永住権をとるとオーストラリア人と同じ金額になるからずいぶん安いし、仕事先では授業料は出してくれませんが、試験休みと試験勉強休みはくれるし、支払った授業料は税金の控除に使えるので、ほぼ全額帰ってくるし、これだけ条件が整っていたら勉強したくなるでしょう!
と、思って説明するのですが、納得しない。
彼らの判断基準にのっとれば、メリットが少なすぎるのでしょう。
で、結局
「勉強したいから勉強するのっ」というと
「ああ、そういう人なのね」となんとか納得するようです。


このようなコメントをした人は、主にオーストラリア人とヨーロッパ人です。
ちゃんとした職業に就き、学歴も大学卒や大学院卒で、低学歴やその日暮らしをしている人達ではありません。
だから、びっくりしたのです。
彼らも私と同じように向学心があると思っていたのですが、勉強しないですむならしたくないけど、いい生活をするためには仕方が無く進学するようです。
向上心が旺盛だからといって、向学心があるとは限らないのです。

なかには私のことを応援してくれる人もいました。
特にアジア系の女性は単純に向学心がある人を敬う気持ちが強いようです。私も含めて。
オーストラリア人の中にも向学心のある人はいます。
ただ、少ない。
私にははそんな数少ない向学心のあるオーストラリア人の友達がたくさんいるのですから、とても幸せです。


向学心は日本では普通のことですが、外国では特別なことなのです。

だから、日本は特別なのです。

posted by sachi at 08:24| Comment(0) | Japanese only (日本語のみ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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